入院病棟のご案内
当院の病棟種別
一般病棟【急性期一般入院料4(52床)】
特徴
病気やケガの急性期治療をおこなうことを目的とした病棟です。
検査や手術などの集中的な治療が必要な時期(急性期)から、症状が少し安定してくる時期までの患者様を受け入れております。
また、早期からリハビリテーションをおこなうことで、効率的かつ密度の高い医療の提供により、早期の回復と社会復帰を目指しています。
地域包括ケア病床【地域包括ケア入院医療管理料1(8床)】
特徴
急性期治療後に症状が安定しつつも、すぐにご自宅や在宅系施設へ退院するには不安のある患者様が、在宅復帰に向けての生活環境の準備(各種社会保障制度の利用調整や家屋評価等による生活環境の調整提案、生活課題に対する解決援助等)をしたり、また、在宅生活の継続が一時的に困難となった方を対象に、リハビリや栄養管理などのケアを提供し、”生活力”を高めることで、住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう支援する病床です。
入院できる期間
入院日数は最長60日間です。
回復期リハビリテーション病棟【回復期リハビリテーション病棟入院料1(58床)】
特徴
脳血管障害や骨折(大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝など)、外科手術や肺炎等の治療後の廃用症候群および人工関節置換術後の状態などの患者様に対して、集中的なリハビリテーションをおこない、低下した能力を再び獲得するための病棟です。
当院では回復期対象の患者さまに対して、機能の回復や日常生活で必要な動作の改善を図り、寝たきり防止と社会や家庭への復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカー等が共同で作成し、これに基づく集中的なリハビリテーションを提供いたします。
又、各種社会保障制度の利用調整や御家族への介護指導、家屋評価等による生活環境の調整提案、生活課題に対する解決援助等を行います。
対象疾患 | 病棟に入院できる期間 |
---|---|
脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、脊椎損傷、頭部外傷、くも膜下出血等のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、被殻出血、ラクナ梗塞、ウェルニッケ脳症、低酸素脳症、ギランバレー症候群、橋梗塞、脳腫瘍 | 150日以内 |
義肢装着訓練を要する状態(四肢切断後、四肢離断後など) | 150日以内 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折(頸椎・胸椎・腰椎骨折、仙骨骨折、尾骨骨折、坐骨骨折、恥骨骨折、腸骨骨折、臼蓋骨折、膝蓋骨骨折、膝関節内骨折、脛骨高原骨折、脛骨課間隆起骨折、腰部脊柱管狭窄症術後など) | 90日以内 |
外科手術又は肺炎等の内科的疾患による廃用症候群 | 90日以内 |
股関節又は膝関節の人工関節置換術後の状態 | 90日以内 |
診療実績
疾患別リハビリテーションの「実施内訳」「在宅復帰率」「実績指数」はコチラ
特色
365日のリハビリ
代診制度により、日曜日や祝日を問わず、休むことなく充実したリハビリを提供します。
(施設点検や研修のために、年に3日程度の休日があります)
充実したスタッフ
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が充実したリハビリを提供します。
退院に向けて
入院中から患者様のご自宅を訪問し、環境調査をさせていただくことで、ご自宅に合わせた生活動作のための訓練や指導を行い、自宅復帰を進めます。
また、必要に応じて住宅改修の提案も行います。
総合的なサポート
リハビリテーション科だけではなく、必要に応じて他の診療科(内科・脳神経外科・外科・皮膚科・泌尿器科・循環器内科・耳鼻咽喉科・眼科)とも連携し、総合的なサポートを行います。
栄養サポート
当院では、食事環境づくりの一環として、患者様の早期回復のために、多職種が協力し、その日の食事メニューを作成しております。
また、リハビリテーション後に栄養補助食品をお出しするなど、栄養サポートにも力を入れております。
リハビリテーションの内容
理学療法(PT)
日常生活が困難になった方に、運動療法や物理療法を行い、「寝返り」「起き上がり」「立つ」「歩く」などの日常生活で必要な動作の獲得を目指します。
作業療法(OT)
生活動作(料理、食事、着がえなど)の練習を行います。
必要に応じて家事の練習や、職業復帰に向けた訓練なども行います。
言語聴覚療法(ST)
コミュニケーション機能に障がいをお持ちの方や、食べたり飲んだりすることに障がいをお持ちの方に対し、機能改善に向けた訓練を行います。
入院から退院の流れ
01
入院
02
医師による診療
03
リハビリテーション開始
04
定期的なカンファレンス
回診
※リモートカンファレンスにも対応しています。
05
退院に向けての取り組み
06
退院
07
フォローアップ
インフォームドコンセントの充実
回診
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカーが患者様のお部屋にお伺いし、診療状況の確認を行います。
カンファレンス
患者様やご家族のご希望をお聞きした上で、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語療法士、ソーシャルワーカー等からの情報をもとに、今後の治療方針(リハビリの進め方など)を話し合います。
病棟生活
患者様の日常生活動作の向上のために、看護スタッフとリハビリスタッフ等のコメディカルが協働し援助します。
季節のイベント
季節のイベントを開催し、QOL(生活の質)の 向上を目指します。
医療療養型病棟【療養病棟入院基本料1(45床)】
特徴
急性期治療終了後、引き続き医療提供の必要度が高く、ご自宅や介護施設での生活が困難な方に入院していただく病棟です。
対象患者様
厚生労働省が定める医療区分1~3の分類で、「医療区分2・3に該当する方」が対象となります。
※医療区分2・3の医療区分表はこちらをクリック
在院日数
他の病棟より比較的長期間ご入院可能です。