新人看護研修

新人看護研修

新人看護師研修は、厚生労働省の新人看護職員研修ガイドラインに基づいて、新人看護職員が段階的に実践能力を向上出来るよう企画しています。
研修体制として研修責任者のもとに、各部署に教育担当者と実地指導者を配置し、ラダーⅠ研修と部署での看護実践がつながるよう支援しています。
また、リクエスト研修をおこない実践の理解が深められる機会をつくっています。

プリセプター研修

看護師のイメージ

目的

教育方法のスキルを学び自己成長に繋げる

目標

プリセプターシップの理解と役割遂行ができる

プリセプター自身も自己成長できるような研修です。プリセプターは、病棟師長、主任、教育委員から指導やアドバイスを受け新人看護師の育成に努める。

プリセプター研修説明図

プログラム内容

プリセプターの思いとプリセプティの思い

回復期リハビリテーション病棟

石井看護師(プリセプティ 新人看護師)

回復期リハビリテーション病棟に入職して4か月、経ちました。
複数の患者さまを受け持つことや電子カルテの入力など初めてのことばかりで最初は不安でいっぱいでしたが、必ず先輩看護師がペアとなり、困った時は、具体的な助言で私が前へ進めるようにフォローしてくれるおかげで着実に業務を覚え、今何の不安もなく働けています。
この数か月を振り返ってみると、充実した新人看護師研修、新人が安心して笑顔で働ける職場環境であるところが当院の魅力だと感じています。

仕事が上手くいかず落ち込んでいる時、気持ちに寄り添い温かい言葉をかけてくれる先輩が必ずいます。

今の私は、看護師としてまだまだ未熟で日々勉強の毎日です。当病棟ではリハビリを経て回復し退院される方が多いですが老年期にあたる患者さまが殆どなため、急変時の対応についての知識も深めることが自身の課題だと思っています。
患者さまに心温まる看護が提供出来る様にこれからも頑張ります。

三谷看護師(プリセプター)

新人看護師に指導する立場となり、自分のプリセプティだった時代を振り返り、どのようにアドバイスや指導をすると理解しやすいのだろうか日々考える毎日です。
朝、プリセプティから今日のスケジュールを聞き、1日の流れを共に確認した上で、プリセプターがどのようにフォローするかを伝えるようにしています。
患者さんのもとに行く上で、少しでも不安のないようにプリセプティにとって、心強い存在でいたいと思っています。
進捗を確認する際には、「大丈夫?」と声をかけるのではなく「今どこまでできている?」と具体的な声かけを行うように心がけています。
プリセプティには、言いやすい聞きやすい雰囲気で接しています。
また、看護技術チェックリストの活用で、チームのスタッフ全体が、新人看護師教育の指導の把握を行えプリセプティの目標にそったものとなっています。
プリセプターだけでなく、どのスタッフもプリセプティの「今」をわかってくれようとしています。
これは当院の看護教育を皆が理解して繋げているからだと考えます。
看護や医療の知識、技術を教える役割を遂行するためにプリセプターは役割を与えられています。
患者さんの立場にたった考え方、行動ができる看護師を目指してもらいたいと思っています。
それだけでなく、自分の目標を立てて成長していくという姿勢をみにつけてもらえるようにそのプリセプティが患者を思う看護師として、人として育つようにしていきたいと思っています。

もちろん、私自身も自己の振り返りを日々行い、新人看護師と共に成長していきたいと考えて居ます。

手術室

阿兒看護師(プリセプティ 新人看護師)

私は、手術室で働き初め4か月がたちました。
自身の無力さや劣等感を感じて落ち込むこともありましたが、手術室では、プリセプターを初め必ず自分の近くに相談できる先輩方が常にいてくれています。そのせいか、不安ではなかったです。
新人看護師の配属が一人であったため、私自身がどこまで経験できているかを全て把握して頂いています。
手術室では、プリセプターと先輩看護師の方々が私のスピードに合わせた1週間ごとの目標を設定して頂いています。
看護師の先輩方だけでなくDrからも教えて頂く機会がたくさんあり何よりも代えがたい経験でいっぱいです。
各手術に応じ勉強しなければならないことがまだまだ沢山あり、看護専門学校時に得た基礎的な知識をもとに勉強に励んでいます。
新しい事を学べる今、毎日がとても楽しくて「看護師になって良かった」と感じ、充実した日々をおくっています。

今はまだ、自分のことに精一杯でとても自分の目指している看護師とは程遠い状態ですが勉学技学ともに成長できるよう頑張っていきたいと思います。

東 真衣子看護師(プリセプター)

毎月行われるプリセプター研修を通して、自分がどのようにプリセプティと関わっているのかを客観的に考えることができています。
そして、自分の看護技術や知識の再確認をすることでプリセプティと共に成長していけるようにと自身も努力をしています。
プリセプティだった自分自身が、プリセプターから教えていただいてきたことをプリセプターとなった今、担当したプリセプティに対して還元していかなければと常に考えています。
看護技術、知識だけでなく患者さまに対してご家族様への対応など先輩たちに教えて頂いた事をしっかりとプリセプティに伝えていきたいと思います。

聞きやすい環境づくりに努め、手術室でしか学べない事などを共有し、看護の大切さ楽しさを一緒に体感し成長していければと考えて居ます。

急性期病棟

上田看護師(プリセプティ 新人看護師)

私が急性期病棟に入職してから4ヶ月が経ちました。
4か月前の自分を振り返ると看護師になれた喜び、そして看護師になったことでの不安と緊張で胸がいっぱいだった事を覚えています。
初めは新人看護師研修から始まりました。
研修では、プリセプターや教育委員の方や病棟スタッフ、多職種の方々が1つ1つ丁寧に指導してくださいました。
そのおかげで、現在も順調に看護技術や業務を習得できています。
また、業務をして行く中で悩んだことや不安なことはプリセプターへ相談し一緒に悩み、解決へと進んでくださるのでとても心強い存在です。
同期の新人看護師とも日々情報共有することで共に学び成長し合える大切な仲間となりました。
看護師として働く中で、知識や経験を活かし、自分で考え判断する力が必要だとより理解しました。
この急性期病棟で先輩たちがいることで、看護師はチームであり1人ではないことをあらためて実感することができています。
報告連絡相談をしっかり行い患者様に安全で安楽な看護を行っていけるように頑張ります。

島田看護師(プリセプターリーダー)

新人看護師が成長していくうえで、プリセプティの一番近くにいてよき相談相手といえるプリセプターの役割は大きいものです。
それゆえにこそプリセプターとして教える者の経験や能力によってプリセプティの成長度合いに影響が生じないよう、またその差を極力少なくすることが出来るようにプリセプター研修でお互いの指導内容や教育について情報交換や話し合いがなされています。
私は、教育委員会にも所属しています。
教育委員会でも、常に新人看護師や経験の浅いプリセプターには、定期的にヒヤリングすることや相談できる環境をつくれるようにと教育委員が働きかけるように情報交換や指導方法の考察を行っています。

さらに教えるうえで役立つ方法やどのようにプリセプティの成長を促すことができるのかその指導のポイントなどを勉強して教育委員もプリセプティやプリセプターのフォロワーとして活動しています。
まずは、安心してプリセプティが業務を覚え、技術の習得や知識を得ることができる環境が整うよう心がけています。
また、経験のあるプリセプターへはコミュニケーションを図ることでスタッフ達やチームとの連携を取り効果的な教育へと繋がるように取り組んでいます。

プリセプティである新人看護師は、自分の成長や職場の環境に慣れるなど不安やストレスの大きい立場にいます。その中でプリセプターの指導がスムーズにいかない場合や指導の内容が理解できないとき、指導の方法にばらつきがあるとプリセプティの成長を妨げます。
そうしたことがおこらないように教育委員としてもプリセプターリーダーとしてもタイミングを見計らってアドバイスや指導をしていきたいと思います。

プリセプティ、プリセプター含めチーム全体にも声をかけるようにして看護教育を引き続き行っていきたいと考えます。

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